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議会報告 川崎市政

市立看護短大を4年制に!2017/05/28    

川崎市の人口はこの5月に150万人を突破したばかりですが、2030年には152万人程度にまで増えるとしていた市の将来人口推計が159万人程度にまで増える見込みであることから、今回改めて上方修正されました。

即ち、今後10年以上にわたって、川崎市内の総人口が増えていくということです。

しかしながら、先日のエントリーでもご紹介させて頂きましたとおり、川崎市の生産年齢人口(15歳~64歳人口)の比率をみますと、既に20年以上も前から低下しはじめている事実はあまり知られていません。


ポイントは、
総人口 = 需要
生産年齢人口 = 供給
…です。

つまり今後の川崎の市内経済は間違いなく「 需要 供給 」状態になることが明白です。

例えば、介護現場では既に需要過多(人手不足)状態です。

加えて、いま国と地方自治体が一丸となって進めている「地域包括ケアシステム」は、高齢者、小児、障碍者を対象にして、とりわけ在宅によるサービスを充実強化させようとしていますが、その際に必要となる人材は医学的ケアのできる介護人材です。

そうした人材を確実に地域で育成しないかぎり、圧倒的な人材不足から「地域包括ケアシステム」は絵に描いた餅になります。

川崎市には、市立看護短期大学があるのをご存知でしょうか。

看護に関する高度の知識及び技術について教授研究し、社会の保健医療の向上に寄与し得る有能な人材を育成することを目的にして、1995年4月に設立された大学です。

その名が「短期大学」であることから、3年制の大学です。

私は初当選以来、この3年制の看護短大を4年制大学に移行するように市当局に提言しております。(※2006年12月20日、川崎市議会第4回定例会一般質問)

ここ数年、全国的には看護大学及び学部数は増えています。

ところが、川崎市立看護短大への受験者数は年々減っています。

その理由は様々考えられます。

例えば3年制では学士を取得できない。

あるいは、4年制に比べてカリキュラムに時間的制限がある。

まさに「地域包括ケアシステム」に必要なカリキュラム等を入れることができません。

なのでぜひ、まずは3年制を4年制に移行して人材を集積して川崎市内で就職してもらうように行政が主導していかねばならないと思います。

川崎市は東京や横浜に挟まれているという恵まれた地政学的な利点もあるのですが、その分、優秀な人材が東京や横浜に奪われやすいという環境にもあるわけです。

まごまごしていると、優秀な人材が他都市に奪われていく一方です。

3年制を4年制にするには、文部科学省の認可が必要です。

なんでもこの頃では、安倍総理にお願いすれば文部科学省が勝手に忖度してくれるシステムになっていると仄聞しています。

早く川崎市も申請したほうがいい。