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議会報告 政治・経済

恐るべきスピード審議「種子法廃止法案」2017/04/01    

メディアは相も変わらず「森友問題」で喧しいご様子です。

野党にしても、安倍政権を追求するネタは経済政策などを含め突っ込みどころ満載なのに、森友問題以外には関心すらないかのようです。

日本の政治が籠池氏ひとりに振り回されている一方で、恐ろしい法案が今国会に提出されているのをご存知でしょうか。

2月10日の閣議決定を経て国会に提出された、『主要農作物種子法を廃止する法律案』(内閣提出法案第23号)です。

『主要農作物種子法』、以下「種子法」と言います。

現在、我が国の政府及び地方行政には、「優良な種子の生産や普及」が義務付けられています。

その法的根拠となっているのが種子法です。

要するに、種子について政府がしっかり管理しなさい、という法律です。

もっといえば、日本在来の種子(優良種)をちゃんと生産者に供給できるように政府はしっかり管理しろ、ということです。

日本で遺伝子組換え作物の栽培が認められていないのは、この法律があるお陰です。

例えば、遺伝子組換え作物が日本で栽培されるとどうなるでしょうか。

自然、遺伝子組換え作物の花粉が飛散します。

その飛散した遺伝子組換え作物の種が在来種と交配してしまうなどして、我が国の在来優良種は汚染されていくことになります。

もしそうなったら、もう二度と元に戻すことはできません。

であるからこそ、種子法によって我が国は薔薇以外の遺伝子組換え作物の栽培を認めてこなかったのです。(薔薇は食べ物じゃないから除外されてきたのでしょう)

種子法は国内の種子を遺伝子組換え作物の種子から守る、いわば防波堤の役割を果たしてきました。

なのに、この種子法の廃止法案(改正ではない)が2月10日に国会に提出されたのです。

種子法廃止の背景には、あの外資の手先ともいうべき「規制改革推進会議」(総理の諮問会議)の提言があったようです。

驚いたことに、この規制改革推進会議には種子や農業の専門家はいないのだそうです。

遺伝子組換え作物の安全性については、その治験は未だ不充分なため科学的にも実証されていません。

この恐るべき法案は凄まじいスピードで国会審議されており、なんと3月23日には既に衆議院を通過しています。

なぜ、野党は問題視しないのか?
(共産党だけは問題視している)

なぜ、メディアは騒がないのか?