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議会報告 川崎市政

とり残される登戸2017/02/10    

駅前広場は、その街の「顔」です。

「顔」とは、街の発展の基盤となる空間的象徴のことです。

この空間的象徴たる駅前広場を、いかに適正規模で、いかに速やかに整備したかによってその街の発展具合が決定される、といっても過言ではありません。

現に、駅前広場への投資行動が、その街のイメージ及び利便性、そして発展ぶりに大きな影響を与えています。

地域によってその投資効果に差はあるものの、例えば発展の目覚ましい武蔵小杉という街では、新駅(横須賀線小杉駅)設置と駅前広場の開発に官民合わせて約226億円(内、市だけで118億円)が投じられました。

結果、どうなったでしょうか。

武蔵小杉では、住宅だけでも約5,000億円の投資需要創出しています。

乱立するビルによる、いわゆるビル風等の問題を抱えつつも、商業施設等の進出までをも含めれば、その経済効果は更に大きい。

経済効果とは、GDP創出効果のことです。

GDPの創出効果とは、所得の創出効果のことです。

JR川崎駅の西口もしかりで、ラゾーナ川崎を含め各種の整備が進められたことで街のイメージはガラリと変わりました。

そうした中、今年の1月、JR南武線及び田園都市線の溝口駅南口広場が整備され供用開始されました。

広場面積は約5,400㎡で、バス乗降場=5か所、タクシー待機スペース=18台分、一般車乗降場=2か所(内、障害者用乗降場=1か所)、バス待機スペース=4台分が整備されています。

なお、ペデストリアンデッキ、太陽光パネル搭載のシェルター、時計塔、植栽等々の各種施設も整備され、地下駐輪場及び関連街路整備を含め総事業費は約130億円です。

ご承知のとおり、溝口駅の北口側については既に駅前広場が整備されています。

商業施設等も充実するなど、南口側と比較してもその発展ぶりは明らかです。

今回の南口広場の整備完成によって、利用者の利便性は高まるとともに、これまでの街としての遅れを徐々に取り戻していくことになろうかと推察します。

川崎市域を俯瞰すると、ターミナル駅では多摩区登戸だけが断トツでとり残されています。

登戸土地区画整理事業の遅れから、登戸駅の駅前広場は未だ暫定広場なのです。