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議会報告 政治・経済

複雑化する世界のはじまり!?2017/01/21    

ドナルド・トランプ氏が米国連邦議事堂で行われた式典で宣言し、名実ともに米国の大統領に就任しました。

その就任演説において、あらためて国内外で「米国第一主義」の政策を推進することを表明しました。

日本のメディアや政治家たちは、それを「保護主義」の一言で片づけようとしていますが、果たしてどうか。

ついに世界的なグローバリズムの揺り戻しが英米からはじまった、と解釈すべきだと思うのですが。

反グローバリズムを提唱してきたトランプ氏の躍進を全く想定できず、そのトランプ氏が大統領選で勝利したにもかかわらずTPPというグローバリズム協定を国会で批准した日本。

『トランプ新大統領がTPP脱退表明、「米国第一主義」推進へ
http://jp.reuters.com/article/trump-becomes-president-idJPKBN1542GA

ドナルド・トランプ氏は20日、米連邦議事堂で開かれた式典で宣誓し、正式に第45代米大統領に就任した。就任演説では、国内外で「米国第一主義」の政策を推進すると表明した。(後略)』

TPPは参加表明国のGDP(合計)の85%を批准国で占めないと発効されません。

なので、米国が批准しないかぎり発効は絶対に不可能です。

昨日の総理の施政方針演説でも、相変わらず「自由貿易の旗手として・・・」などと言ってましたが、ほんとに大丈夫なのでしょうか。

日本だけが世界的なレジーム・チェンジに乗り遅れてしまうことになりはしないか心配です。

ただ、トランプ氏がどこまでウォール街を中心にしたグローバリズム派と闘うことができるのかも未知数です。

政権の中枢がすでにウォール街で固められているようですので、あまり期待できそうにありません。

トランプ大統領は製造業の復活を唱えながらも、同時に金融規制の緩和をも主張していますので、結局のところ金融バブルによって経済をけん引して誤魔化すようなことになってしまうのではないでしょうか。

過去の事例をみても、米国の大統領はたいていそのパターンが多いですし。

もしそうだとすると、為替はドル高基調になります。

結局は米国国内に製造業(輸出産業)を連れ戻しても、ドル高は製造業にとって足かせになっていきます。

トランプ大統領の誕生で、「グローバリズム vs 国民経済」という根本的な問題がかえって複雑化していくような予感さえします。

1980年代に英米からはじまり、90年代以降は全世界的に広まり加速したグローバリズム。

それが行き詰まっていることだけは確かなのですが・・・

もう少しまともな人が反グローバリズムの旗手になってほしかった。