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議会報告 政治・経済

デフレ脱却の定義2017/01/03    

元日に放送されたラジオ番組で安倍総理は「デフレだとワクワクしない。今年よりも来年がよくなっていくという中で、ワクワクしていく日本を作っていくことが今年の新たなテーマだ」と述べました。

要するに、「デフレ脱却が必要だ」と言いたいのでしょうけど、第二次安倍政権が発足して以来、毎年同じことを言っています。

でも昨年、総理は「もはやデフレではない、という状況をつくりだすことに成功している」と豪語していましたよねぇ。

それなのに、デフレ脱却が今年の新たなテーマ!?

いったい、どうしたいのでしょうか・・・

さて、ことしは原油価格が上がりそうです。

『ついに上がる? 2017年のガソリン価格
http://www.news24.jp/articles/2017/01/02/06350587.html

歴史的な水準で原油安が続いた2016年。ついにOPECが減産で合意し、「世界的に原油が余る状態」は出口を迎えようとしている。(後略)』

OPECの減産、トランプ次期大統領の対ロ経済制裁の緩和等々、徐々に原油価格が上がっていく傾向のようです。

因みに、下のグラフのとおり、1980年以降の原油価格(WTI)の推移を掲載しておきます。

WTI(ウエスト・テキサス・インターメディエイト)は、米国南部のテキサス州とニューメキシコ州で算出される原油価格のことで国際的原油指標の一つです。

原油価格が上がると、日本銀行が指標としているインフレ率(コアCPI)も上昇します。

コアCPIは生鮮食品を除く総合消費者物価指数ですので、原油等のエネルギー価格が含まれます。

ご承知のとおり、我が国はエネルギー資源の輸入大国です。

よって本来は、エネルギーを含むコアCPIではなく、生鮮食品及びエネルギーを除くコアコアCPIをインフレ率の指標にすべきなのですが、なぜか日銀はそれをインフレ率の指標にしています。

まさかとは思いますが、原油価格の上昇コアCPIの上昇だからデフレ脱却です、とか言いだしたりしないでしょうね。

デフレ脱却とは、物価の上昇実質賃金の上昇需要(投資・消費)の拡大金利の上昇物価の上昇、というスパイラルにより、毎年2%程度のペースでインフレ率(コアコアCPI)が上昇していくことです。

たんに物価(コアCPI)が2%上昇したからといって、デフレを脱却したことにはなりません。

私たち日本国民は騙されないように、厳しい目で安倍政権の経済政策をみていかなければならないと思うのです。