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議会報告 政治・経済

ヤケクソの憲法改正だけはやめてほしい2016/12/19    

日ロ交渉は事実上の失敗に終わりました。

トランプ次期米国大統領の親ロ路線によって、対ロ経済制裁が徐々に解除されていくとなれば、プーチン大統領が日本に譲歩する理由など何もないわけで。

ただ、領土問題が何の進展もないままに、経済協力だけが進むのには納得がいきません。

しかも、北方4島での共同経済活動が「ロシアの法律の下で行われる」ことになるのだとすれば、それは北方4島の主権がロシアにあることを日本国が正式に認めてしまうことを意味します。

そのようなことをすれば、北方4島は我が国に永遠に帰ってくることはないでしょう。

その上で経済協力だけを行うというなら、まさにドロボーに追い銭状態です。

かくなる上は、彼の国に対しては100年でも500年でも1000年でも時間をかけて、一切の妥協を許すことなく領土交渉を行っていく覚悟と気概をもたねばならない、ということです。

何といっても、ロシア(旧ソ連)は『サンフランシスコ講和条約』に署名していないのです。

すなわち、我が国はロシアに対して、国際法上の戦後賠償権を放棄していないのです。

なぜこれを、外交カードとして使うことができないのか・・・

とりあえず、安倍内閣のヘタレ外交、と言っておきます。

一方、国会では、日本でのカジノの合法化を目指す、いわゆる「カジノ解禁法」が、自民党や日本維新の会などの賛成多数で15日未明に成立しました。

このような法案が臨時国会の終盤で最大の焦点となっていること自体、アベノミクスの手詰まり感が否めません。

国力(経済力)の源泉とは、国内の企業人材技術よってモノやサービスをつくる力のことです。

公営ギャンブルを増やしたところで、基本的には国力の源泉にはなりえません。

いつのまにか、成長戦略構造改革に変貌してしまったアベノミクス。

デフレ下の構造改革によって、日本経済(実体経済)は益々デフレ化しています。

詰まるところ、現在の安倍内閣は外交面でも経済面でも手詰まり状態です。

よって、来年早々に想定されていた衆議院の解散・総選挙はいったん遠のいたのではないでしょうか。

外交もダメ、経済もダメ・・・

となると、あとはヤケクソの憲法改正で支持率を上げようとするのではないでしょうか。

僭越ながら、今の日本の政界に、まともな憲法論議ができる土壌があるとは思えません。