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議会報告 政治・経済

ネオリベ・属米・自虐史観2016/11/23    

トランプ米国次期大統領が、改めて「TPP離脱」を表明しました。

これに「驚きを隠せないっ」とか言っている日本のマスコミ、政治家、官僚、学者って、本当に思慮浅い連中ですね。

例えばトランプ氏は大統領選で、ミシガン州やペンシルベニア州やウィスコンシン州などの中西部において民主党の基盤を崩しました。フロリダ州での勝利を含め、大統領選の命運を分けたのはこの地域でのトランプ氏の勝利です。その背景には、民主党支持だった低所得階層の白人労働者たちの根強い支持がありました。

それは、なぜか?

彼らはまさにグローバリズム(新自由主義)の被害者だったからです。民主党支持者とはいえ、民主党候補のヒラリー氏はグローバリズム推進候補でした。だからこそ彼らは、たとえ共和党の候補であっても自分たちの意見を代弁してくれるトランプ氏を選んだのです。

彼らの支持が無かったら勝利できなかったであろうトランプ氏が、彼らの意向を無視できるはずなどなかろうに。即ち、トランプ氏にしてみれば、TPPからの離脱は当然の結論です。

当選後、のこのこ自宅に行ってゴマ摺ってきたからって、相手が考え直してくれるとでも思っていたのでしょうか。

読売新聞は社説で、「自由貿易の推進は、米国経済の成長にも欠かせない理念だ。それに背を向けた誤った判断と言わざるを得ない」と言っています。

さすが、「ネオリベ属米自虐史観」新聞です。

国民のための自由貿易、あるいは各国相互の利益になる自由貿易など、あまたの前提条件が奇跡的に揃わないかぎり絶対に成立し得ません。お気楽な新聞社は、そんなことは知らない。他のメディアも同じようなものですが。

トランプ氏のTPP離脱など既に解りきっていたのに、ひたすら今国会での批准を急いでいる政府与党も大問題です。

なぜならトランプ氏は、「多国間協定であるTPPは離脱するけど、二国間での貿易協定はやるよ」と明言しているからです。

要するに新たな貿易交渉において我が国は、批准してしまったTPP協定での条件を最低条件として交渉に応じざるを得なくなるのです。

つまり、「おたくはTPPを批准したんだから、最低でもその(TPPで認めた)条件は飲むことができるでしょ」・・・から新たな貿易交渉が始まるのです。

例えば、米国との関税交渉については、

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少なくともここから始めなければならない、ということです。

であるからこそ、我が国はTPPを批准してはならないのです。

結局は、誰が米国の大統領になろうとも、我が国の政治もまた一貫して「ネオリベ」「属米」「自虐史観」ということなのです。