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議会報告 川崎市政

体育とスポーツ2016/10/10    

平成12年から第二月曜日になった「体育の日」。

周知のとおり「体育の日」は、「国民がスポーツに親しみ、その精神を通じて健康な心身をつちかう」ことを記念して制定され、もとは東京オリンピック開会式の10月10日でした。

『体育の日 歴史と意義をつなぎたい
http://www.sankei.com/column/news/161010/clm1610100001-n1.html

ちょうど52年前、昭和39(1964)年の10月10日、第18回東京五輪は幕を開けた。世界中の青空を集めたようなと実況された秋晴れで、アジアで初めてともった聖火に人々は日本の未来を語りあった。「体育の日」はその日を記念し、昭和41年に国民の祝日となった。「国民がスポーツにしたしみ、健康な心身をつちかう」日とうたう。4年後に開く2度目の東京五輪に向け、半世紀の歴史を思い、制定の意義を確認し、スポーツに親しむ喜びを新たにしたい。今年は10日当日にあたったが、平成12(2000)年から10月の第2月曜日となって久しい。連休にして余暇を楽しんでもらう意図は確かにスポーツに触れる機会も増やしたが、制定当初の意義があいまいになり、忘れがちではないか。(後略)』

産経新聞は、「連休にして余暇を楽しんでもらう意図は確かにスポーツに触れる機会も増やしたが、制定当初の意義があいまいになり、忘れがちではないか。」と、制定当初の意義があいまいにならないように、カレンダーには体育の日は10月10日に明記すべきではないか、と言っています。

また、「体育の日」「スポーツの日」に改めようという動きもあるようです。

『名称をスポーツの日に 体育の日に考えるhttp://www.chunichi.co.jp/article/column/editorial/CK2016101002000097.html

脱・体育を標榜(ひょうぼう)する声が高まっている。スポーツを文化として日本に根付かせるためにも、「体育の日」は「スポーツの日」と改称してはどうか。体育の日とは、一九六四年の東京五輪にちなんでいる。「スポーツに親しみ、健康な心身をつちかう」ことを趣旨に、同五輪が開会式を行った十月十日を六六年から国民の祝日に制定した。二〇〇〇年からは十月の第二月曜日に定めている。ただ「体育の日」という名称が、スポーツのあるべき姿と照らし合わせてふさわしいかといえば疑問がある。(後略)』

中日新聞は「体育の日」という名称がスポーツのあるべき姿と照らしてふさわしいか疑問だ、と言っています。いかにも中日新聞らしい、物言いですね。

産経新聞の言うとおり、連休化を優先するがためにカレンダーをずらしてしまうのは、たしかに祝日の意義を喪失してしまうような気がしますが、私としては祝日の名称変更についてはべつにどうでもいいのです。

ただ、教育現場における体育」が、既にスポーツ」と化してしまった戦後教育の現状には大いに異議あり!で、私がこれまで川崎市議会において取り組んできた大きな問題の一つです。

教育は、1)知育、2)徳育、3)体育という三つの手段によって行われます。

ここでいう「体育」はスポーツとは全く異なる概念です。残念ながら、日教組的教育観が普及した弊害なのでしょうか、現今の教育現場では「体育」の目的は達成されておらず、授業はたんなる「スポーツ」と化しています。

では、「体育」と「スポーツ」って何が違うの?

これを、例えば川崎市の教育委員会に質問しても正確な答えは返ってきません。

もし仮に、3歳~8歳ころまでの幼児教育をふくめて、現今の学校教育において正しい「体育」が実践されているのなら下のグラフのような結果には至らなかったことでしょう。

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下のグラフは、文部科学省により行われました「小中学生が不登校に至った原因」の調査結果です。(平成26年度調査)

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「不安など情緒的混乱」も「無気力」も根本原因は共通です。

日本の荒廃が叫ばれて、すでに久しくなりました。いま正に、教育の本質論が求められています。

で、「体育」と「スポーツ」の違いですが・・・

ぜひ皆様! お地元の学校か教育委員会に、あるいは文部科学省にでも問い合わせてみてください。

抽象的には答えられても、具体的に答えてくれる人はおそらくおられないでしょう、きっと。

日本の教育は、それほどに行き詰まっているのです。