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議会報告 未分類

求められる最後の借り手2016/06/22    

 今朝、経済番組を観ていましたら、黒田日銀総裁が番組のインタビューに応じていました。

 その中で総裁が「日本がデフレに突入して15年も経ちました」と発言されたので、えっ?、と思いつつ、頭の中で「日本がデフレに突入したのは1997年以降だから、今年で19年。デフレ元年を1998年としても、以降18年では?」と計算し、「なんで、15年なんだろう?」と考えていました。

1998年以降、デフレに突入した日本

 総裁の発言をよくよく聴いてみると、黒田日銀的には2013年時点で既にデフレは脱却されたことになっているようです。黒田日銀の発足が2013年なので、「以降、日本はデフレを脱却していますよ」と言いたいのでしょう。

 総裁がコミットメントしたはずの物価目標(2年間でインフレ率2%)は依然として達成されていないのに・・・

 あれから3年・・・直近(4月)の消費者物価指数(コアCPI)は、マイナス0.3%です。 コミットメントとは責任を伴う宣言です。責任を果たそうとしないその姿勢は、まるで大東亜戦争当時の軍人や官僚たちのようです。

 といっても悪いのは黒田総裁ではなく、日銀に金融緩和をさせておきながら、それを借りて財政出動してこなかった政府です。

 民間に資金需要のないデフレ下において、政府が頑なに借りないものだから、今や都市銀行の預貸比率は目を覆いたくなるような数字です。

都市銀行の預貸比率の推移

 解決策は、デフレ脱却の脱出速度が確保されるまで、政府が最後の借り手として民間の資金需要を誘発するような財政政策をとり続けることです。