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議会報告 未分類

天候エコノミクス2016/03/18    

 先週、昨年10-12月期のGDP第2次速報値が発表されました。

 新聞の見出しには「上方修正された」となっていましたが、よくみると実質GDPが前期比「マイナス0.4」から「マイナス0.3」になった、ということでした。

国民経済

 なんてことはなく、結局はマイナス。しかも上方修正といっても上げ幅はたった0.1です。報道に何かしらの偏向を感じるのは私だけでしょうか。

 しかも石原大臣の言い訳がすごい。

「今年の冬は暖冬だったために消費が落ち込み、マイナス成長になった」

 とのことです。

 では、昨年10-12月期の国内家計最終消費支出の内訳をみてみましょう。暖冬ではなかった昨年同期比でみてみます。

国内家計最終消費支出

 グラフをみると、昨年の同時期に比べて耐久財の落ち込みが大きくなっています。

 内閣府によると耐久財とは以下のとおりです。

温水洗浄便座、洗髪洗面化粧台、システムキッチン、温水器、衣類乾燥機(洗濯機一体型、その他(浴室乾燥機も含む))、食器洗い機、ファンヒーター、ルームエアコン、空気清浄機、カラーテレビ(薄型(液晶、プラズマ等))、光ディスクプレーヤー・レコーダー(DVD(プレーヤー・レコーダー)、ブルーレイ(プレーヤー・レコーダー))、ビデオカメラ、デジタルカメラ、パソコン、タブレット型端末、ファクシミリ、携帯電話(スマートフォン、スマートフォン以外)、乗用車(新車で購入したもの、中古車で購入したもの)

 「いやぁ、今年は暖冬だから値の張るパソコンや自動車を買うのをやめよぅ!」

 とかいう人はいないと思われます。

 よくみると、確かに暖冬の影響を受ける商品も見受けられます。ファンヒーターとかエアコンとか。しかし、この中で、購入に際して暖冬の影響を受ける商品は額面としてどれほどの割合を占めているのでしょうか。 

 即ち実体経済のマイナス成長を「暖冬のせい」にするには、だいぶ無理があります。

 詰まるところ、GDPがプラスになるとアベノミクスの成果。マイナスになると天候のせい。まるで「お前のものは俺のもの」「俺のものは俺のもの」というドラえもんにでてくるジャイアンみたいな言い分です。

 現在の日本では、一国の国務大臣がそれを平気で言います。

 もう少しまともなフレーズを見つけてきてほしいものです。せっかくお父さんが作家なのだから・・・。