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議会報告 02 政治・経済

屏風から虎を出せるか黒田日銀2016/01/27    

 日銀が苦境に陥っています。

 黒田日銀は平成25(2013)年4月に「2年後の物価上昇率を2%にします」というコミットメントをだして量的緩和を続けてきましたが、まったく効果なくインフレ目標は達成されませんでした。

 いわゆる「期待インフレ率理論」は失敗に終わったのです。

 加えて、アメリカの中央銀行(FRB)が利上げしたことによる世界的な円への巻戻り現象で円高になりました。

 現在の日本では円高は株安要因です。株価はアベノミクスにとっての象徴的指標なのでしょう、きっと。その「株価」が続落しているので政府・日銀は困り果てているようです。

『金融政策は日銀に委ねる、物価目標に向け努力期待=麻生財務
http://jp.reuters.com/article/aso-boj-price-idJPKCN0V404O

[東京 26日 ロイター]麻生太郎財務相は26日の閣議後会見で、金融政策の具体的な手法は「日銀に委ねるべき」とし、2%の物価目標達成に向けた努力を引き続き期待すると語った。原油安や中国減速懸念で市場が不安定な動きを見せる中、一部では28─29日の金融政策決定会合で日銀の追加緩和を期待する声もある。(後略)』

 財務大臣は日銀に期待する、と言っているようですが、期待された日銀もさぞお困りのことでしょう。財政出動がなく、量的緩和のみでインフレ率を上げることは極めて困難です。困難というより不可能です。

 量的緩和(国債購入)を継続もしくは拡大しようにも、日銀の国債保有率は既に30%に達していて、買うべき国債が市場において枯渇しているのです。

国債の日銀保有率

 長期にわたるデフレ状況の中にあって、政府は未だ緊縮財政とか言って国債を発行しないのですから当然の結果でしょうに。

 その政府に、何とかしろ、と言われている日銀。

 綱を渡されて「さあ、屏風の中の虎を捕らえろ」といわれた一休さんのようです。