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議会報告 02 政治・経済

オムニバスタウンとは・・・2007/10/26    

このたび新潟市が、国の進める「オムニバスタウン」の指定を受けました。

「オムニバスタウン」とは、バスという公共交通機関を整備・充実させることにより市民交通の利便性を高め、さらには乗用車などの交通量を減少させ環境に優しい街づくりをすすめていくという国の自治体に対する補助事業です。

「オムニバス」とはラテン語で「乗合い馬車」を意味し、それがバスの語源となったようです。去る10月14日、新潟市と新潟日報が主催して記念フォーラムが開かれました。私も川崎市議会の同僚議員3人らとともに参加して参りました。

午後1時からフォーラムが始まり・・・・・

・・・・・まず、オムニバスタウン事業の一環として11月から走り始めることになっている市内循環バス「りゅうとリンク」のラッピングデザインの表彰式が行われました。
そのあと長岡市出身の女優である星野知子さんが「深呼吸したくなるまちづくりを」と題して記念講演を行いました。星野さんは子どもの頃から車酔いで悩まされてきたらしい。その為にいつも飲んでいた酔い止めは、長岡名物浪花屋の元祖「柿の種」だったと話しておられました。

星野さんが現在お住みになっている渋谷と故郷新潟を比較し、緑と環境という点では都市部は最悪であるが、便利さという点から見ればどこに行くにもバスで行ける。また東京都は、70才以上の高齢者に無料パスを支給していて、星野さんの母親は楽しみながらバス路線を駆使して利用している。そして、ボケ防止にもなっているなど、およそ1時間にわたって講演されました。
その後、私たちは10分間の休憩時間を利用して会場の控え室におられた篠田新潟市長を訪問しました。篠田市長は気さくに応対されました。

私たちは、先般の中越沖地震において発生した倒壊家屋などの粗大ごみを、川崎市がごみ列車で受け入れたこと等を報告しました。

篠田市長は、中越沖地震における川崎市の支援活動に対して謝辞を述べられました。

その後行われたパネルディスカッションでは、なぜ今、オムニバスタウンが必要なのか、ということなどについて活発な討議が展開されました。

その理由の第一は、バスの利用者が昭和45年の16,000万人(年間)から、昨年にはその4分の1である4000万人にまで減ってしまったこと。第二には、少子高齢化(核家族化)による乗用車需要の高まり。そして第三には、排気ガス等による環境への悪影響。

新潟市は、これらの理由により本格的にバスを中心としたまちづくりを進めるようになったようです。具体的な事業としては、5年間かけてノンステップバスを110台、広告付き上屋を50基整備する予定。バス専用レーンを2年間市民に定着させ、2車両連結のバスを導入することを目指したいということでした。
新潟市は今年の4月1日に政令指定都市に移行したばかりです。15市町村が合併して、面積は3倍にも拡大しました。合併によって新たな社会資本の整備が求められていますが、予算には限りがあります。そこでバスという公共交通機関をまちづくりの中心にすえようと考えました。

少子高齢化や環境問題は、いずれの自治体も避けて通ることのできない深刻な問題です。国も遅ればせながら、「コンパクトシティ」や「オムニバスタウン」といった新たなまちづくり政策を打ち出しました。今回の新潟市の取り組みは、全国から注目されています。

ぜひ5年後「オムニバスのまち」として成功することを期待しています。